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映画:ちょっと今から仕事やめてくる とても良かったです!!(ネタバレ)

ちょっと今から仕事やめてくる (2017年5月公開)

 

自分的には、今年の上半期に観た映画でナンバーワンでした!!

 

 とても良い映画で、たくさんの人に見てもらえたらと思いました。

 

 今日もネタバレですので、観る予定の人などはご注意くださいネ。

 

 

www.choi-yame.jp

 

 

 そもそも邦画はあまり映画館で観ないんですけど・・。

 

 今回は偶然観る気になってラッキーでした。

 

 先日、「無限の住人」にも出ていた福士蒼汰クンが主演とのことで、また福士クンがカッコイイことを強調した映画なのだろう、タイトルからして、チャラい内容なのだろうと思っていました。

 

 ところが、良い意味で思いきり期待を裏切ってくれた素晴らしい映画でした。

 

 一緒に観に行ったオットは、少し内容を知っていたようで。。

 

 今、話題になっている映画だったんですね。

 

【映画パンフレット】ちょっと今から仕事やめてくる 監督 成島出

 

ブラック企業パワハラを受ける若いサラリーマンと、彼の命を救う謎の関西弁のアロハシャツ青年が主人公

 

 映画は、会社に新入社員として入社してまだ数年の主人公のサラリーマンが働く会社のブラック企業ぶりや、パワーハラスメントのシーンなどで始まりました。

 

 吉田 鋼太郎さんの迫真のパワハラ演技がすごかったです!!

 

 目つきなんか、ホントに危ない人のようでした。この演技があったからこそ、映画にリアリティがでたのだと思います。

 

 本当に息の詰まるようなパワハラシーンで、しかも執拗に続くので、観ているのが辛かったです。

 

 いつも映画を観る時は、心のどこかで現実逃避による気分転換をねらっているためか、こんな日本の会社のダークな部分を描いている映画を観にきてしまって、血なま臭い「無限の住人」を観てしまった時と同じような後悔を覚えたんですが。。

 

 

partire.hatenablog.com

 

 

 吉田さんがゴミ箱を勢いよく蹴飛ばして、ゴミ箱がかなり遠くに飛んでいるシーンがあったんです。

 

 ゴミ箱は部下たちにはぶつからなかったんですが、よくぶつからずにすんだなと思いました。

 

 まさにナイスコントロール!!(何度か撮り直したんでしょうか??)

 

 主役の工藤阿須加クンの、真面目でひたむきな、好感が持てる演技がとてもよかったです。

 

 彼が工藤公康プロ野球選手の息子さんだというのは、映画が終わってオットに教えてもらうまで知りませんでした。

 

 演技は上手かったけれども、他には強い個性がない方(ゴメンなさい!!)が主役なんて、どうしてだろうと思いましたが、そういうことかと思ってしまいました。

 

 でも、よい意味で、フツーの人を好演していたと思います。

 

 もう一人の主役で、このパワハラを受けて追い詰められていく主人公を助ける役の福士蒼汰クンは、先日観た「無限の住人」よりもこちらの方の役柄の方が彼に合っていたと思いました。ジャンルが全く違うので比べるのは良くないのかもしれないですが、こちらの役の彼のほうが自然体に見えて好みでした。

 

 黒木華ちゃんも、ブラック企業でがんばる、イマイチ垢抜けないサラリーウーマン役を好演していたと思いました。

 

 最後に華ちゃんが、工藤クン演じる主人公に、正直に告白できたのはよかったです。それについての工藤クンの役の反応も感動しました。

 

partire.hatenablog.com

 

 (黒木華ちゃんは、「小さいおうち」での演技も好感が持てました)

 

トーリーは、救いがあり、後味がとても良かったです

 

 途中でなんとなく読めてしまいましたが、ストーリーやその展開もよく出来ていたと思います。

 

 今の日本で、このような過酷な環境でがんばっている方は多いのではないでしょうか。

 

 そしてこの工藤くん演じる主人公のように、追い詰められていってしまう人もいるのではないかと思います。

 

 観ていて痛々しかったです。

 

 パワハラシーンや、主人公が土下座するシーンで泣いているお客さんもいましたヨ・・・。

 

 

 自分は若い頃、疲れていて実家にあまり帰らなかった時に、母からこの工藤クンが言われたことと同じようなことを言われたことがありました。。

 

 「東京のお菓子はおいしいから、Lilyちゃんはよく買って帰てきてくれるでしょと人から言われるのよ」と。。

 

 まわりくどい言い方が苦手なので、「東京の美味しいお菓子を買って、帰ってきてチョウダイ!!」とストレートに言われたら、「ハッ」として素直に買って帰っただろうと今は思うんですが、これを言われた当時は、母のセリフを少しイヤミのようにとってしまったと思います。「なんでお前は買って帰らないんだ」と言われているかのように。。

 

 しかも返しも、主人公とほぼ同じように冷たくしてしまったのです。。

 

 その時は疲れすぎていて、いろいろよく見えなかったんでしょうね。

 

 

 主人公が身を投げることを思いとどまらせた福士蒼汰クンの役の青年が言っていたように、自分を大切にしてくれている人のために生きるって、それがすごく大切なことだと思います。。

 

 自分のためより、人のための方が、力が出てきたりもしますしね。

 

 人の命や、健康より大切なものってないと思います。

 

 皆、自分や、自分の大切な人のことを大切にしてほしいです。

 

 わたしの場合も、家族に言われることについては客観的にとりにくいことがあるので、気をつけなくてはと思いました。。

 

 そして・・・、このパワハラ上司のような立場にいる人は、人をマネジメントするということは、その人やその人の周りの人の人生に大きな影響を及ぼす行為なのだということを、キモに命じてふるまってほしいものです。

 

 あまり映画で泣くことはなくなったんですが、久しぶりにかなりの涙を流した映画でした。

 

 客席のいろいろなところから嗚咽が聞こえてきました。

 

 最後は明るく、とても後味の良い映画でした。

 

お題「最近見た映画」

 

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