映画:君の名は。(新海誠監督作品)良かったです!
君の名は。(2016年公開)
ジブリ映画はだいたい映画館で観ていますが、アニメ映画の世界に詳しくないので、素人の感想です。
全体的に良かったと思いました。
実写では表現するのが難しそうな、高校生の男女が夢のような世界の中でお互いの肉体を入れ替わり、それぞれの人生に良い変化をもたらし、やがて次第に惹かれていき、最後には時空をも飛び越えて出会い、大きな危機を乗り越えようと奮闘するファンタジー。
ストーリーは後味が良いものでした。
絵も綺麗で、田舎の村の自然は美しかったし、東京の雪のシーンも雰囲気がありましたし、彗星の流れるシーンなども幻想的で涼し気でした。
神木隆之介君の声の出演も違和感がなかったです。
自然災害についてなど、深いメッセージがあると思いますが、わたしには書くのが難しいと思いました。
ここからは、本当に個人的でささいな感想を・・・
巫女が米を噛んで唾液を含ませて作る、口噛み酒というものの存在を初めて知り、ビックリでした!!!!!
日本でも神事に使われていたとかで、衝撃でした・・・。
また、実際に生身の相手に会ったことがなく、日記や腕にメッセージを書き合うことで、あんなに好きになっちゃうんだろうかと少し不思議な感じがしました。
でも、ネット社会でバーチャルでしか会っていない人を好きになることがある今日では、アリなのかなと思いました。。。
あとは、わざわざ入れる必要があったのだろうかと思うくらい不自然に感じた、主人公が憧れていた女性の先輩の喫煙シーン。
子供も観ることが多いこの映画で、女の子たちがあれを観て、「カッコイイ!!いつか私も」と刷り込まれなければ良いなと思いました。
煙草は喫煙する本人の健康に悪影響があることはもちろん、それよりもむしろ、意思に反して吸わされる受動喫煙が問題です。
少しの煙草煙成分であっても、不整脈の悪化など循環器にダメージが出る人や喘息発作の引き金となる等の呼吸器疾患がある人は命にかかわる深刻な事態になりかねないですし、目がシバシバと痛くなってしまう人、アトピー皮膚炎が出てしまう人、その他にも頭痛や喉の痛みが誘発されてしまう人などがいます。
もしもこの映画に、命の大切さについてメッセージを送ろうという趣旨もあるとしたら、室内で未成年に受動喫煙をさせるこのシーンがある時点で矛盾があると思いました。