ソール・ライター展の感想♪
画家、写真家のソール・ライター展
Bunkamuraの展示会開催のPRで、ソール・ライター(Saul Leiter)という画家・写真家の存在を初めて知りました。
展示会にすでに行った方たちのレビューも良いようなので、趣味で少し写真を撮る者の端くれとして、観に行くことにしました。
いろいろな都合がつかず、結局最終日に観ることになってしまい。
雨という天気にも関わらず、とても混雑していました。
(東急文化村では、シアターコクーンで市川海老蔵さんが千秋楽の舞台をされている時で、なんとも言えない気持ちになりました。)
展示最終日に、駆け込みで観に来た人たちも多かったのでしょうね。
チケット購入のために並ぶ列が20メートル以上(階段の上まで続いていて、その先は見えなかったです)はできていたので、チケットを前もって用意していてラッキーでした。
来場者の年齢層は、他の美術展に比べると低かったように感じました。
また、かなりの人数の列が層になって作品を観ていましたが、とても静かでした。今回はたまたまなのかもしれませんが、人の声の音より、人が動く音の方が大きくて、いつもの美術展の様子と違うような感じでした。
展示の内容は、作品の数がとても多く、充実した内容だったと思います。
(開催施設の東急文化村で催される企画展は、私が足を運んだ画家のドゥフイ、ターナー展なども、とても満足できた展示だった印象があります。)
ファッション誌の他に、何気ない日常を切り取ったという、ソール・ライターの写真の数々。最後にはパートナーなどの女性のヌード写真もありました。
なんといっても、彼が撮る日常は、とてもお洒落でした。
そして、画家でもある彼の写真の数々は、色や構図が独特でした。
モノクロの作品よりも、カラーの写真にハッとさせられるものがありました。
傘が好きということで、写真に傘の赤や緑などの色が効果的に使われている作品が複数ありました。
傘には、柄物が無く、皆無地のものが写っていましたが、今の日本のように柄物の傘ばかりでないことが、写真をシックなものにした要因のひとつだと思います。
また、日常をお洒落に撮ることができる要因は他にも、英語というものがあると思います。日本語の看板よりも、英語の方がステキに見えると思います。
ライターの愛用していたカメラは、ライカだったとのことです。
断捨離で、かなりの物欲がなくなりましたが、カメラはたびたび欲しくなります。
ライカ、素晴らしいカメラなのでしょうか。
断捨離と言えば、ライターが遺した言葉に「なにを捨てるのかが大切」というのがあり、この内容のフレーズが会場の壁に書かれていました。
こういった作品を撮る時にも、捨てたり、削ぎ落としたりすることがポイントなんですね。
作品集を購入してもよいかもと思った展示会でしたが、本を見るとやはり展示作品とは微妙に色が違っていたので、作品の印象が変わってしまわないように、買うのは辞めておきました。
今度、写真を撮るときに、なにを捨てるか、写さないかを考えて撮影してみたいと思います。
(ドキュメンタリーもおもしろそうだと思いました)
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