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ミケランジェロと理想の身体@国立西洋美術館は夜は混雑無し!二体の彫刻の顔が良かった!

ミケランジェロ展@国立西洋美術館に行ってきました!!

 

国立西洋美術館で開催中のミケランジェロと理想の身体の看板


 

今回展示されているミケランジェロの作品は日本初公開の二点。《若き洗礼者ヨハネ》と《ダヴィデ=アポロ》です。

 

ミケランジェロの大理石彫刻作品は38作品しか現存していないとのことで、とても貴重な二作品です。

 

どちらも顔がとても美しく必見です!!

  

<目次> 

  

展覧会開催概要

 

詳細は公式ホームページをご参照ください。

西洋美術館は現在、毎週金曜日と土曜日が21時まで開館しています。

美術館は夜は比較的混雑が緩和しますし、上野公園内の他の美術館に行った後に続けて行くのも良いと思います。

michelangelo2018.jp

企画展チケットで、常設展も無料で観ることが出来ます。

 

混雑具合

 

展覧会が始まった週の金曜日の18時30分に入ったところ、混雑無く作品をゆっくり鑑賞することが出来ました。

 

仕事帰りの会社員の方が多く来られている様子でした。

 

音声ガイドを付けている方が多く、比較的静かで鑑賞しやすかったです。

 

現在開催中のエッシャー展等、人が多く混雑していると大きな声で話をする人がいたりして、音声ガイドを聴き取れずにたびたび聴き直す事があり時間がかかってしまいます。

 

partire.hatenablog.com

エッシャー展の内容は最高でした!!) 

 

自分の場合は作品を観る時は集中したいですし、解説文を読む時には周りに騒音があると頭に入らないので、個人的には美術館は静かな方がありがたいな~と思います。

 

ロッカーは一階と、地下の企画展の入口手前にもあります。

 

西洋美術館の企画展展示室内は自分には室温が低めなので、カーディガンを羽織ってちょうど良かったです。

 

見どころと感想 

 

彫刻、絵画、建築の各分野で傑出した作品を残した天才ミケランジェロ・ディ・ロドヴィーコ・ブオナローティ・シモーニですが、本人は自身が「彫刻家」であることにこだわっていました。

 

バチカンシスティーナ礼拝堂の《最後の審判》は素晴らしい作品で、自分が最も好きな絵画ですが、ミケランジェロは「天井画は私の本業ではなく時間の浪費」「我は画家にあらず」という内容の手紙を父や友人に送っており、ミケランジェロ芸術の神髄は彫刻にあると言われています。

 

ヴァチカン美術館 天国への入口

 

ミケランジェロがすでに早熟な天才ぶりを発揮していたという、初期の傑作《若き洗礼者ヨハネ》と、壮年期の円熟味を味わえる傑作《ダヴィデ=アポロ》は、地下二階にスペースに余裕を持って、周りを一周出来るように展示されていました。

 

ミケランジェロと理想の身体の《ダヴィデ=アポロ》と《若き洗礼者ヨハネ》

 

ダヴィデ=アポロ》

 

1530年頃作のフィレンツェ、バルジェッロ国立美術館蔵所属の高さ147cmの未完の大理石彫刻です。

 

顔を見て、その上品で優しい美しさにハッとしました。

 

広告や写真集等の写真では伝えきれない魅力だと思いますので、必見だと思います。

 

同じようにダヴィデ(ダビデ)と付けられているイタリア・フィレンツェのアカデミア美術館所蔵の、高さ約5.17mの大きなダビデ像の力強い美しさとは全く違った優しい雰囲気の魅力がありました。

 

作品名の《ダヴィデ=アポロ》は、この彫刻が聖書の英雄ダヴィデなのか、ギリシャの神アポロなのか判別出来ないことからきているそうです。

 

ダヴィデ=アポロ》は背中に筒状の物を背負っているのですが、これがダヴィデの投石器なのか、アポロの矢筒なのか、どちらのヒーローのシンボルなのかが今だに謎とのことでした。

 

個人的には、フィレンツェダビデ像とのあまりの違いから、アポロなのではと思ったりします。

 

《若き洗礼者ヨハネ

 

高さ130㎝の、年齢8歳と若い洗礼者ヨハネを表した珍しい作品とのことです。

 

なんと残念なことに、20世紀前半のスペイン内戦によって破壊され、作品の40%しか残っていないものを修復でよみがえらせたとのことです。

 

両目の部分は残っていたとのことで、人相はそれほど変わっていないかもしれません。

 

とても上品な顔つきで魅せられました。

 

特に鼻から口元の部分に品を感じました。(修復で足された部分ですが・・)

 

修復で付け足された部分はマグネットで付いていて、これからまたこの作品の部分が見つかれば取り替え可能とのことでした。

 

古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品約70点》

 

ミケランジェロ作品2点の他は、写真撮影可能なラオコーン(ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ作)等の70点で古代ギリシャ・ローマとルネサンスに追求された男性美、理想の身体を紹介されています。

 

今も昔も、ムダな肉が無いアスリートの身体は美しいな~と思いました。

 

《ラオコーン(ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ作)》

 

バチカン美術館所蔵のオリジナルの古代ギリシャ彫刻ラオコーンの発掘時には、ミケランジェロが立ち会って多大な影響を受けたとのことです。

 

この作品は、ミケランジェロ同様に古代ギリシャ彫刻ラオコーンに魅せられたヴィンチェンツォ・デ・ロッシが、オリジナルを模して造った作品です。

 

2mの高さがあるこの大きな作品のみ、撮影可能でした。

 

 

《ラオコーン(ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ作)》

 

 

ミケランジェロと理想の身体の《ラオコーン(ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ作)》

 

音声ガイドは安元洋貴さん

 

音声ガイドナビゲーターは声優の安元洋貴さんで、約35分で520円です。

 

落ち着いた声が展覧会に合っていたと思います。

 

特に大きく掘り下げて解説された箇所は《ダヴィデ=アポロ》くらいだったので、今回の展示会では一つひとつの作品に解説文が添えられていたこともあり、もしかしたら借りなくても良かったかなと思いました。

 

ミケランジェロと理想の身体@国立西洋美術館の音声ガイド

 

【西洋版画を視る―エングレーヴィング:ビュランから生まれる精緻な世界】が新館で同期間に開催中

 

この企画展のチケットで、西洋美術館で同じ期間に開催中の【西洋版画を視る―エングレーヴィング:ビュランから生まれる精緻な世界】を観ることが出来ます。

 

www.nmwa.go.jp

 

これがエングレービング等の西洋版画の工程を知ることが出来て、とても良かったです!!

 

上野公園内にある上野の森美術館で開催している「ミラクルエッシャー展」は版画家ですので、エッシャーの作品を鑑賞する参考にもなります。

 

<現在開催中の企画展>

 

国立西洋美術館のある上野公園では、上野の森美術館のミラクルエッシャー展と東京都美術館プーシキン美術館展が開催中です。

 

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新宿で開催中のターナー展は全作品ターナーで見応えがありました。

 

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