至上の印象派展 ビュールレ・コレクション @東京・国立新美術館。会期は5月7日まで!!
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション
東京・国立新美術館で開催されている「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」に行ってきました。
スイスの武器商人のエミール・ゲオルク・ビュールレ一人がコレクション
今回の企画展で初めて知ったエミール・ゲオルク・ビュールレというコレクター。ドイツ生まれでスイスに移り住んだビュールレは、第一次世界大戦・第二次世界大戦で武器を扱い成功を収めた実業家とのこと。
若い頃にマネのひなげしの絵画を魅せられたビュールレは、印象派・ポスト印象派の作品を中心にしたプライベート・コレクションをチューリッヒの邸宅の別棟に飾りました。彼の死後はそこでコレクションが一般公開され、2020年には全コレクションがチューリッヒ美術館に移管されるため、日本でコレクションの全容を観られるのは最後の機会になるとのことです。
(美術館入口にてiPhoneで撮影)
巨匠の傑作が勢ぞろい!!
ビュールレの審美眼には目を見張りました!!!!
ドラクロワ、ドガ、マネ、ルノワール、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ・・・巨匠の傑作が揃っていました。
特に上の写真のセザンヌの《赤いチョッキの少年》とルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》、そしてカミーユ・コローの《読書する少女》の肖像画が素晴らしかったです。
セザンヌの《赤いチョッキの少年》
キャッチコピーは「セザンヌ、奇跡の美少年(ギャルソン)」。
まさにこの少年にぴったりでした。(上の写真の左の少年の絵です)
顔や腕の肌の質感や美しさは実物を観るとハッとするものがありました。手の長さは構図を重要視して長めに描かれているとのことです。
チョッキの赤と、シャツと肌の白さの対比が美しかったです。
家に飾りたいと思った絵でした。
ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》
この絵を観た衝撃といったら・・・。
透き通るような肌の白さ。フォーカスの合った睫毛、鮮やかな紅い色の唇。流れるように細かく描かれた美しい髪。
「絵画史上、最強の美少女(センター)」というキャッチコピーも上手いな~と思いました。
この少女、ぜひ実物を観ておいた方がいいと思います。本当に美しいです。自分ももう一度この絵を観に行きたいです。
ゴッホの 《日没を背に種まく人》
ミレーへのオマージュ、浮世絵からの影響の画面を横切る林檎の樹。ゴッホらしい黄色の大きな太陽が書かれた作品でした。
クロード・モネ 《睡蓮の池、緑の反映》
この絵のみ、写真撮影可能でした。高さ2メートル、幅4メートルとのこと。人を入れて写さなかったので大きさが伝わりにくいと思いますが、日本でここまで大きなモネの睡蓮を観ることが出来て感動しました。
音声ガイドはミュージカル俳優の井上芳雄さん
生歌を聴いたことがある井上さん。ガイドの語り方も聴き取り安かったと思います。約30分間、520円でした。
企画展鑑賞後は遅めのランチを国立新美術館のカフェ コキーユで。
カフェ コキーユ [1F] 出会い|レストラン・カフェ|ご利用案内|国立新美術館 THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO
3階にあるポール・ボキューズは満席だったので、地下のカフェ コキーユでパスタランチをいただきました。
至上の印象派展 ビュールレ・コレクションの会期は5月7日までなのですが、もう一度行けたら・・と思っています。
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