映画:パヒューム ある人殺しの物語 気持ち悪いほどに美醜強調の映像とストーリー
パヒューム ある人殺しの物語(2006年公開)
観た後で、
「や~ん!!!!!!!!!!!」
と、思ってしまった映画でした。。。
「う~ん・・・・・」
とも・・・・。
契約しているケーブルテレビで繰り返し放送しているので、自分の好みではないと思いつつも、ついに観てしまいました・・・
主人公は人間離れした鋭い嗅覚を持った男で、ものすごく距離がある所で発している香りや、香水などの成分や分量もわかってしまうほど。
自分が求める究極の香り・パヒュームを創るために、数々の殺人を犯していき・・・
そしてついに創りだしたその香りとは・・・
というストーリーです。
主人公はいわゆる香り・匂いフェチとも言えるでしょうか。。
キャスティングは皆、この映画にピッタリの雰囲気で合っていたと思います。
ダスティン・ホフマンが出ているとは知らず、驚きました。さすがの演技だったと思います。
映像の色はなんでしょう、全体に赤黒いフィルターがかかった感じとでも表現したらよいでしょうか。
そしてタイトルにも書いたように、美醜を強調したような印象を受けました。
美しいと言えるものもあるのですが、思わず目を背けたくなるような、気持ち悪い、グロいシーンもありました。
この世界を美しいと言い切れるのは、素人ではなく、ある種の目の肥えた(?)玄人かもしれません。。
美を本当に見ることが出来る人って、醜い・汚い部分も本当に良く見えているんですよね・・。
さて、クライマックスのシーンには、ぎょっとしてしまいました!!
これを撮影している時の状況を考えたりすると、すごすぎる・・・。
小説は読んでいませんが、多くの人に読まれていて、映画とはストーリーが異なる部分もあるようです。
小説なら自分好みに情景を想像し、イメージを膨らませることもできるでしょうから、いつかは読んでもいいかもしれないと思っています。
- 作者: パトリックジュースキント,Patrick S¨uskind,池内紀
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/06
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とりあえず、わたしはこの作品、全体的に苦手ででしたが・・・
主人公の抱える苦悩や哀しさは、想像できるかなとは思います。