本:40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために(松浦弥太郎さん)
40歳のためのこれから術 幸せな人生をていねいに歩むために(松浦弥太郎さん)2012年発行
松浦弥太郎さんが、人生のピークを70歳に設定されて、そのためのていねいな暮らしをしていく上での考え方や、実行してみるとよいことなどを紹介されている本です。
40代の人向けに書かれたこの本、アラフォーのわたしにとっては、かなり参考になり、読み応えがありました。
自分を客観的に知るために、自分の年表をつくるというのがありました。
読み進めると、年表を書いていくと出てくるという、空白の時間、イコール「なかったことにした時期」についてのことも書いてあり、心の奥にしまったものは、「いつか片付けなければならない」という思いが負担になってくるとのことです。
そうなんですよね~。(^^;)
こういうところをすっきりさせないと、いつまでも自分が、軽くならないのかもしれないです。
その年表に、なさけないような自分があらわれることがあっても、自分を責める必要はなく、気づくということが大切だそうです。
年表を作ってからの、その活かし方について、かなり詳しい記載がありとても参考になるというか、勉強になりました。
自分は、どちらかというと、過去をしっかりみつめたくなくて目を背けていたいタイプですが、来年こそ・・と思います。
あとはいつもの松浦さんらしい、健康や身だしなみについての考え方や、それらを管理するための方法や、自分を律する方法などが書かれていました。
上質さと賢さを学ぶ、「Be a good neighbor」、情報源としてのラジオ、感動にお金を払う、などのキーワードに沿ったメッセージもありました。
一番最後に、「亡くなる時は、誰かに手を握っていてほしい」というのがありまして・・・。
じつは、わたしもそう思っています。
子供がいないため、家族に手を握っていてもらえる確率はとても低いです。
松浦さんは、できれば家族がよいけれど、それが難しかったら他のだれかでも・・・とありました。
そのときに、あたたかい人に側にいてもらえたらと思います。
最期のときのことって、ときどき考えます。
どこにいるんだろう?
いつなんだろう?
大切なことなのに、生きていく上でこればかりは、わからないので難しいですよね。
短距離走なのか、長距離走なのかでペース配分が違ってくるというのに、ほとんどの場合が、あらかじめわからないのですから。。
普通の寿命まで生きるとして、あと40年くらいだとしたら、世の中はどう変わっているんだろうかと考えたりも・・。
自国の日本が大好きだけれど、子孫はいないわけだし、執着というか、大切にしたい人がもしまわりにいなければ、他国で息を引き取るということもありなのだろうかなど・・。
先日、その方のお子さんから続く家族が日本にいるのに、長く赴任していた国で退職後も生活し、最期のときも日本の家族を呼び寄せることなく、息を引き取り、死後の一連の手続きも済ませてあった?という話を人づてに耳にしました。
最期にひとりかもしれないわたしにとっては人ごとではなく、出来れば詳しい状況を聞きたかったです。
日本でとは思っていますが、世の中や状況が変わっているかもしれませんので。。
その他、延命治療を望まない場合に、尊厳死を認める国での手続きなどについて、今年少し知りました。
日本からも、そのために、そういった国へ渡っている方がいらっしゃるようですね・・
昨日に続き、今日も重たい話になってしまいましたが、命の終わりというのは、いずれは誰もが、たどり着いてしまうものですよネ。
松浦弥太郎さんは、老後や老いと死について覚悟して、考えることから逃げないほうがよいと書かれています。
毎日をしっかり生きなくてはと思います。。
さて、松浦弥太郎さんの本はだいぶ読みましたので、これからは(もう来年ですネ!!)、松浦弥太郎さん以外の本も読んでいきたいと思います。
読んできたことは忘れてはいけないと思っていますが、心機一転です!!(^^)
<これまで読んできた松浦弥太郎さんの本です>