本:今日もていねいに。(松浦弥太郎さん)自分を律し、自分という道具を生かしていくアイデア
今日もていねいに。(松浦弥太郎さん)2008年12月発行
現在は、文庫本も出ているようですが、2008年発行の単行本の方を読みました。
かなり人気があった本のようですね。
松浦弥太郎さんの本を数冊読んできましたが、松浦さんの「ていねいな暮らし」の総決算といったところでしょうか。
すこやかな朝ごはん、とびきりのランチ、おだやかな晩ごはんといった切り口の3章の間に、「しなやかな人生のアロマ」という観点の、生きていく知恵と楽しみを見いだすアイデアが紹介されています。
松浦さんが、毎日の暮らしの中で、大切にしていることや、心がけていること、自分自身のことを管理するというか律するというか、やはり大切にするために行ってる具体的なことが書かれています。
毎日は、単調なようであっても、大事にして慈しみ、自分を健やかに保ち、世の中のためにも自分を生かしていく、松浦さんの生き方を垣間見ることができます。
人にたいして、常にやさしいだけではなく、誠実さを保つために、ときには冷たいと思われてしまうようなこともされることがあるようです。
ここの部分を読んで、松浦さんに手紙で本の感想を送ってみようかと思っていましたが、踏みとどまったほうがよいかなと思ったりしました。
松浦さんの本をいくつか読んできて、自己管理や自分を律することや、自分を大切にして、世の中に自分という道具を生かしていく方法を考えることについて、たくさんのヒントをいただけたと思います。
自分の今の膠着状態や、健康面での課題についてのブレークスルーのきっかけになるとよいなと思います。