本:センス入門(松浦弥太郎さん)センスを良くしたい方にぜひ♪(^^)
センス入門(松浦弥太郎さん)2013年発行
一言でいうと、自分のこれからに希望が持てる内容でした。
努力をしていけば、「センス」というものを磨いていけるのではないかと。
(松浦弥太郎さんのこの本を読んで、とても良かったと思ったので、引き続き松浦さんの本の読書を続けています。)
「センス」ってなんでしょう?
この本を読む前、わたしなりに考えていた「センス」とは、「ものごとの本質を見る」「その作業を最終的になんのためにやるかということを一番に考えて、プロセスや許容範囲などを決め、最後の形にする」というものでした。ジャストこれ、と思っていました。笑。
松浦弥太郎さんのこの本では、「センス」というものをもっと多角的に見て、実際にどのように努めていったら、それらを磨いていけるかの具体的な方法が紹介されていました。
ものごとには支点がある、おもしろそうなことはやってみるなど、とても参考になりました。
また、「変(へん)である」ということが、なかなか価値があるようで、もし自分に変な部分があれば、程度問題はあるかもしれませんが、意外と自信をもっていいのかもしれないと励まされました。
「選ばれる自分を意識する」などは、とても「選ばれるような人間」にはなれないので気が遠くなりましたが、それでも「選ばれること」が少しは起きるように、なにもなさそうな中からでも自分の強みをみつけて、付加価値をつけていく努力をしていくしかないのだろうなぁと思いました。
あとは自分が入手して、楽しんだものを世の中に回していくということ、です。
自分はこれをやっていきたいと思っていますが、このブログでもなにかちょっとしたものを回していけたらと思っています。
この前の、ちょっとしたふるさと納税がうれしかったように、金銭的なものに限らず、もっと大きなものを得て、もっとたくさん回せるような人になりたいですね。
結局自分の存在価値を感じる時というのは、わたしの場合は、人の役に立てたと実感できた時なのかなと、ここ数年でぼんやり思ってきています。
そのためには、日々の努力の積み重ねが大事なのだとは痛感してます。
このドロドロとした(笑)実世界で泥臭いことをやっていく毎日で、ちょっとした綺麗事を、自分レベルでほどほどに進めていけたらと思っています。
松浦さんはプライベート美術館が好きとのことで、全部で4つの美術館を薦めていました。
その中で、日本民藝館がありましたが、わたしもこの美術館の美意識には圧倒されました。
初代館長の柳宗悦さんに関する本を読んだことがありましたが、これは難しすぎて挫折しました。(^^;)
でも、日本民藝館に展示されている、彼が蒐集した、生活に即した「用の美」のある「民藝品」たちは、難しい解説などがわからなくても美しいと思える素晴らしいものでした。
柳宗悦さんのご長男は、知っている方も多いと思いますが、インダストリアルデザイナーの柳宗理さんです。
柳宗理さんのブランド、Sori Yanagiのキッチンのステンレスボールの佇まいがとても美しく、好んで自宅で使っています。(^^)
話が少しそれてしまいましたが、松浦さんの文章は今回も読みやすく、内容もわかりやすかったです。
なんとかがんばって松浦さんが紹介してくださった方法を、日々実践していけたらと思います。
<松浦弥太郎さんの本を読んだ記事です>