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ひろしま美術館常設展・特別展示「安野光雄のものがたり絵本展―平家物語から桃太郎まで―」で芸術の秋を楽しむ♪

ひろしま美術館の常設展と特別展「安野光雄のものがたり絵本展―平家物語から桃太郎まで―」

 

 10月に、プロ野球の日本シリーズ・広島カープVS日本ハムファイターズ第一戦を広島で観戦した時に、東山魁夷展を観た翌日、「ひろしま美術館」に行きました。

 

 

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www.hiroshima-museum.jp

 

 

 

  この「ひろしま美術館」の常設展に展示されている所蔵品が、とても素晴らしい作品ばかりで目を見張りました!!

 

  

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 この写真の本館には、4室あり、それぞれ 次のように所蔵品が展示されています。

 

 (下記、展示室のアーティストは、ひろしま美術館HPより)

 

本館第1展示室 「ロマン派から印象派まで」 

 

ドラクロワクールベ、ミレー、コロー、ブーダン、マネ、モネ、ルノワールシスレー、ドガ、ピサロなど

 

本館第2展示室 「ポスト印象派と新印象主義

 

シニャック、スーラ、トゥールーズロートレック、ボーシャン、ルソー、セザンヌゴッホゴーギャン、ルドン、ボナール、ヴュイヤール、ムンク、シダネルなど

 

本館第3展示室 「フォーヴィスムピカソ

 

デュフィヴラマンク、マルケ、ルオー、マティスピカソ、ドラン、ブラック、レジェなど

 

本館第4展示室 「エコール・ド・パリ」

 

ローランサンユトリロ、ドンゲン、スーティン、パスキン、モディリアーニシャガール、フジタ、キスリングなど

 

 

 もう、本当に素晴らしい作品ばかりで感動しました!!!!!

 

 別館にも後述する特別展が開催されていたのですが、この本館の展示を鑑賞するのに時間がかかるかかる・・・

 

ゴッホの「ドービニーの庭」です。

 

 

ゴッホ・「ドービニーの庭」 プリキャンバス複製画・ ギャラリーラップ仕上げ(8号サイズ)

 

 

 亡くなる2週間前に描いたというこの絵、とても色が鮮やかで美しかったです。

 

 絵の左下の方にある茶色っぽい部分は、下のスイス・バーゼル美術館所蔵の同じテーマの作品に描かれている黒猫を、塗りつぶしたものと言われているようです。 

 

 

ゴッホ・「ドービニーの庭(バーゼル美術館)」 プリキャンバス複製画・ ギャラリーラップ仕上げ(6号サイズ)

 

 

 この写真の右の絵は、11月に行った上野の森美術館デトロイト美術館展のゴッホの絵のレプリカです。

 

 

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 ほぼ同じ時期に描かれたゴッホのこの作品たち・・・このときにゴッホが何を思って、どのように感じていたか知りたいです。

 

 

ロートレックの「アリスティド・ブリュアン」です。

 

 ロートレックが描いた、モンマルトルの歌手「アリスティド・ブリュアン」のとても立派な絵がありました。

 

 

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マティスの「ラ・フランス」と、「赤い室内の緑衣の女」です。

 

  やはりマティスの色の鮮やかさにはハッとさせられ、元気が出てきます。

 

 ラ・フランスは、背景とドレスの赤の対比が美しかったです。

 

 

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 赤い室内の緑衣の女は、壁と床がつながっているような、おもしろい感じです。やはり明るさがある絵で好きです。

 

 

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オディロン・ルドンの「ペガサス、岩上の馬」と「青い花瓶の花」です。

 

 ペガサス、岩上の馬は、明るいパステルの色合いや、ペガサスが飛び立とうとしているところ?が、なにかこう、希望がもてるかんじがしました。

 

 

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 青い花瓶の花は、花や花瓶、背景の色合いが大人の雰囲気がある、素敵な絵だなと思いました。

 

 

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別館では特別展示の「安野光雄のものがたり絵本展―平家物語から桃太郎まで―」が開催されていました。

 

 こちらも、日本画の手法を用いて描かれた歴史物語絵巻『繒本 平家物語』、『おおきなもののすきなおうさま』や『きつねがひろったイソップものがたり』、切り絵を用いた『昔咄きりがみ桃太郎』の絵本の原画がどれもとても美しく、見応えがありました。

 

 安野光雅のものがたり絵本展 - 特別展 - [ひろしま美術館]

 

「繒本 平家物語」 

 

 とても精密に細かく美しく描かれていました。日本画の手法で描かれたとのことで、にじみやぼかしについての解説など、とても興味深かったです。この朱色で描かれた炎の曲線など、素晴らしいと思いました。

 

 

繪本平家物語 カジュアル版

 

 

「おおきなもののすきなおうさま」

 

 このシリーズの絵も細かく綺麗に描かれていて感動しました。ストーリーもおもしろかったです。

 

 

おおきなもののすきなおうさま (講談社の創作絵本)

 

 

「きつねがひろったイソップものがたり」

  

 やはり印刷物としての絵本より、原画の方がとっても綺麗で美しくて・・・とても感動しました。

 

 

きつねがひろったイソップものがたり (1)

 

 

「昔咄きりがみ桃太郎」

 

 切り絵がものすごく美しかったです。安野さん、素晴らしい才能ですよね。本当に感動しました。

 

 切り絵に一緒に描かれたストーリーが、一部現代的な内容があって、ユーモラスでおもしろかったです。

 

 

昔咄きりがみ桃太郎

 

 

本館の常設展示と、別館の特別展示の鑑賞の合間に、本館正面にある「カフェ・ジャルダン」でランチをいただきました。

 

カフェ・ジャルダン- [ひろしま美術館]

 

 清潔感のある店内です。

 

 

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 食事としていただけるメニューは、全体に軽めのものでした。

 

 そのなかで、一番ガッツリめかな・・と思った、スープ、サラダ、デザート付きのクロックムッシュのセットをいただき、別にカプチーノをオーダーしました。

 

 

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 「カフェ・ジャルダン」からの眺めはおおよそこのような感じです。この写真は外に出て、「カフェ・ジャルダン」の前のところから撮影しました。

 

 

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 なんと、ひろしま美術館には、ランチ時間を入れて約5時間滞在しました。

 

 それでもまだ、時間がもっとあったらと思うくらい、充実していた常設展・特別展でした。

 

 

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 広島に行くことがあれば、ぜひまた訪れたいと思います。

 

 

<この前日に鑑賞した東山魁夷展@広島県立美術館の記事です>

 

partire.hatenablog.com

 

 

<東京上野の森美術館デトロイト展と西洋美術館の記事です>

 

partire.hatenablog.com

 

<美術館・絵画・アートについての情報があります>

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