東山魁夷展の感想@広島県立美術館♪巨匠の日本画に感動!!
広島県立美術館の東山魁夷展♪
日本シリーズの広島カープと日本ハムファイターズ第一戦を観に行った時に、広島県立美術館で開催されていた、東山魁夷展を鑑賞しました。
とてもとても感動しました!!
東山魁夷展 -自然と人、そして町|広島県立美術館 Hiroshima Prefectural Art Museum
東山魁夷画伯の日本画は、今まで数点は観たことがありましたが、今回のような特別展示を観たのは初めてでした。
とても良かったです!!
美しいということはもちろん、どこかで観た風景に、自分の心象が重なって、この日本画の巨匠がこの風景を見て感じているものと、自分もまさに同じものを感じている・・・と心をつかまれ(ずうずうしいかもしれませんが、こんなふうに感じる方が多いかと思います)、その表現にものすごく感動しました。
「緑響く」です。
実際はもっと明るい色の絵でした。下の絵の色の方が近いと思います。吉永小百合さんが出演した、シャープのテレビ・AQUOSのCMを思い出します。
「道」
この、真っ直ぐに伸びた「道」という絵を観ると、涙が出てきました。青緑が明るいので、悲しいといったわけではないのですが、辛いような重たいようななにかを経験した後に、ふっきれたような、達観しているような前向きな感じを受けました。
他にもたくさん素晴らしい絵があり・・・。
北欧シリーズの「映象」も良かったです。
この絵は息をのみました。
Amazonの画像を貼ってみましたが、絵は、実物を観ないことには、どうしても本当の色やテクスチャーがわからないですね・・。
これからも、もっと美術館に足を運びたいと思いました。
音声ガイドの解説もわかりやすく、また、そのバックに流れるモーツァルトの曲が東山魁夷画伯の絵にとても合っていました。(モーツァルトの曲からインスピレーションを受けたのですね)
特に 、白い馬のシリーズはそこから馬が駆けるリズムが聞こえてくるようで、曲にぴったりだと思いました。
白馬のシリーズの、幻想的な「白馬の森」です。
当たり前ですが、実物はもっと美しく、白馬が浮かび上がるように書かれていてとても素敵でした。
唐招提寺の襖絵も素晴らしかったです。
がんばって個人旅行で行った桂林の漓江の風景や、「揚州薫風」の、柳の木が水辺に揺れる風景など・・・個人的には大気汚染が心配で、もう二度と行くことは出来ないかもしれない中国の風景を思い出し・・・
夫が良かったと言った、「夕星」。
どこから見ても明るくスポーツ好きの彼が、白い馬のシリーズを好きだと言ったのはそうだろうと思いましたが、この絵を好きだというのを聞いて、わたしの知らなかった一面があったのかなといった感じで「へぇ~」と思いました。
東山魁夷の最後の作品らしく、絶筆のようです。
「白の景色」
どこかで観たことがある景色です。そして心に迫るものも・・・
東山魁夷展が開催されていた、広島県立美術館はとても綺麗な建物でした。
縮景園
上の写真の左手に見えている、美術館に隣接している縮景園は、美しい緑の木々の植栽や、少しだけ赤く色づいた紅葉が楽しめました。
どしゃぶりまではいきませんでしたが、かなり雨が降っていたので・・・カメラが濡れるのが心配で、縮景園の写真はほとんど撮らなかったのです。
池には大きな錦鯉(ニシキゴイ)がたくさんいたのですヨ。
「これぞ、ほんとの広島カープ!!」
と二人ではしゃぎ、楽しかったです♪ (^^)
無事に雨が止み、日本シリーズを観戦出来てホッとしました♪
(夫に、この記事はカープネタが浅いと言われました。^^;)