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映画:聲の形(声・こえのかたち)「君の名は」より良かった。感動!(ネタバレ)

聲の形(声・こえのかたち)2016年公開

 

 最近アニメ映画づいているわたしたち夫婦、昨日は「聲の形」(声・こえのかたち)を観に行ってきました。

 

 

映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態A]

(これはAmazonのサウンドトラックの画像で、a shape of lightと書かれています。映画の英語は the shape of voiceと書かれていたと思います。)

 

 

 この映画については、こういうアニメーション映画があるらしいということ以外、全く何も知りませんでした。

 

 それなので、この映画を観るかどうかを決めるにあたりネットで軽く情報を得ようと検索しようとしましたが、映画のタイトルの漢字の「聲」が読めないわ、変換できないわで大変でした・・・(^^;)

 

 夫が「見つけた、コレだよ!!!!」と意気揚々とスマホを掲げて見せてくれた字は、「馨」(かおる・かおり)・・・。

 

 まぁ、リオ・オリンピックでレスリングの伊調馨選手の金メダルに感動したばかりだから、それは強く印象に残ってるよね。。

 

 とにかく、この「聲」という感じが「こえ」と読むのがわかるまで、少し時間がかかりました。

 

 蟹(カニ)の文字等で検索されている方もいるようですね。

 

 Wikipediaを読み、「週刊少年マガジン」に掲載されていたという、原作マンガの作者の大今良時さんが次のような意図でこの漢字を使ったことを知り、共感しました。

 

題名を「聲」の字にしたのは、調べた際にそれぞれ「声と手と耳」が組み合わさってできているという説があることを知ったためであることと、「気持ちを伝える方法は声だけじゃない」という意味を込めて「聲」にしたという

 

 

 

 さて、わたし、この映画とても良かったです!!

 

 もう、いたるところでツーっと涙を流していましたよ。。

 

 クライマックスや感情のぶつかり合いのようなシーンでは「嗚咽」となってしまいそうで、抑えるのにたいへんでした。。

 

 周りでも泣いている方が多く、声が出てしまっている方もいましたね。。

 

 どの映画でもそうですが、映画を観る時点での年齢や立場によって、様々な感想を持つことと思います。

 

 このブログで利用しているブログサービスの「はてなブログ」は、アニメーションや漫画などにとても詳しい方が多いようですし、もしこの記事を読んでいただけるとしたら、どちらかというと自分より若い世代の方が読むケースが多いと思いますので、アニメーションや漫画などは全くの素人の自分の感想は、サラッと読み流していただけたらと思います。

 

koenokatachi-movie.com

 

 

 この映画を全部観て、まず思ったことは、

 

 最大のテーマは「赦し」か・・・

 

 ということ。

 

 

 人間は神様じゃない。

 

 

 だから、この映画で描かれている主人公がやったいじめのように、後で自らが振り返った時でさえ、残酷でゾッとするような罪を犯すことがある。

 

 自分が犯した罪を自分が被害者になることによっても感じ、自らも心を閉ざし苦悩するが、最後には人を傷付ける愚かな行為をした自分や周りの人を赦し、世界に再び向き合えるようになったというのがメインテーマか。

 

 

 この映画は最後に救いがあるものだったけれど、多くのいじめはそうではないケースが多いのではないかと思います。

 

 

 いじめは絶対にしてはいけない。 

 

 

 いじめた方は、この映画のように自分で自分を責めるような状態に陥ることはそう多くはなく、普通に時間が過ぎていくだけで、一生の心と身体の傷が残るのは、いじめられた方だけではないでしょうか。

 

 子供は大人より、本能に近く生きているから残酷です。

 

 子供たちが事の重大さに自分で気づくのがやはり難しければ、周りの教師や大人たちがどうか気づいて導いてあげてほしいです。

 

 わたしがその状況にないので、無責任に簡単そうに言っているだけになってしまうかもしれないけれど・・・

 

 この映画を観た子供たちが、いじめというものが、いじめられた人や関係者の人生にどのような暗い影を落とすかに気づいて、いじめをしないようになってほしいと心から願っています。

 

 

【映画パンフレット・チラシ付き】 聲の形

 

 

 耳の聞こえない聾唖者の硝子ちゃんは、ほんとに健気でかわいかったです。

 

 「筆談ノート」で自己紹介などしてコミュニケーションを取ろうと明るくがんばっていたし、皆に溶け込もうと努力もして、合唱で歌も歌ったりして勇気もありました。

 

 周りでフォローしていた子供たちが、空気を読めないと思ったり、ストレスを感じ始めてしまっていじめになってしまったけれど、やっぱり大人である管理者・教師が、みんなで上手く楽しくやっていく方法などを一緒に考えることをするなりして、なんとかしてほしかったです。

 

 あの担任教師、硝子ちゃんの自己紹介の前ふりの部分からして声だけでやって硝子ちゃんが気付けなかったり、その後も唐突に(?)将也だけにいじめの罪をきせたり、ろくな奴じゃない、しっかりしてくれ!!と思ってしまいました。

 

 もし、わたしが教師だったらどうしただろう・・・

 

 例えば、自分達のクラスはどうしたいのか、合唱コンクールの入賞を目指すのか、皆が大きな声で歌って全員で合唱するというその経験をシェアしたいのか、硝子ちゃんにはボリュームを落としてもらうのが良いのか、硝子ちゃんの持ち味をいかせるようなパートをつくる方法はあるのかなど、クラスの皆でいろいろ話し合ってやっていくようにするでしょうか。

 

 すぐに良い結果は出ないだろうけど、ずっと寄り添っていってあげたいです。そして、巻き込む大人の人数も、そこそこいた方が良いでしょうか。

 

 

 とにかく、マイノリティが生きるのが大変なのが日本だと思います。

 

 生まれもってのマイノリティもあるけど、いつ自分がマイノリティになるのかもわからないのに。

 

 皆で迷惑をかけあいながらやっていって、皆で一緒に結果も受け止めていけないでしょうか。

 

 自分にも問いかけています。

 

 

  aikoの主題歌も良かったです!!

 

 

 登場人物では、将也のお母さんがとても明るくまともな人で救われました。

 

 他には硝子の妹の結絃ちゃんがしっかりした子だったのと、いい味を出していた永束君がほっとさせてくれて良かったです。

 

 硝子ちゃんのお母さんが将也のお母さんと初めて会った時に、暴力で報復した(?)ようなことがわかってとてもびっくりしましたが、苦労をした本人にしかわからないこともあるし、親が子のために戦うのなら状況によってはありなのかもしれないと思ったり・・・

 

  

 映画を観た帰りに夫が、

 

 「いじめられた相手を好きになるかなぁ」

 

 と言っていたけれど、

 

 まぁ、恋とか愛とかは理屈を超えたものがあるから・・・

 

 

 将也が周りの人を認識しないことを表すバッテン(バツ印・×印)の表現などアニメらしくて良かったです。

 

 そして最後に将也が涙をポロポロ流して、学校の皆の顔のバッテン(バツ印・×印)が取れていくのが良かったです。

 

 

 いろいろなことを考えさせられた、良い映画でした。

 

 

 

 

<君の名は の感想です>

partire.hatenablog.com

 

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