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本:「きれい」への77のレッスン(藤原美智子さん)素敵な大人の女性になるために♪

本:「きれい」への77のレッスン(藤原美智子さん)PHP研究所 2002年発行

  

 藤原美智子さんが書かれた早起きの効用の本が良かったので、2002年とずいぶん前の発行ですが、PHP研究所の単行本を図書館で借りて読んでみました。

 

 (このKindle版は2007年発行です)

 

 

 ひとつのコラムが、見開きの2ページの計400字ほどでまとめられていて、さくさくと読めました。

 

 なつかしのファッション雑誌のヴァンテーヌ(Vingtaine/アシェット婦人画報社・現ハースト婦人画報社)で、藤原さんが連載されていたエッセイも章末に入っています。

 

 今は発行されていない、ヴァンテーヌが提案していたファッションは、モードに偏っておらず感じが良くて色も綺麗でセンスが良いと感じていまして、学生時代によく読みました。かわいい外国人モデルが起用されていましたね。こんなヘアスタイルにしてほしいって美容院に持っていったり。髪の毛の色や質や顔だちが全く違うのにネ。(^^;)

 

さて、藤原さんが考える「きれい」とは、自分らしい美しさで輝いているということ。自分らしさに近づけた人ほど、人を惹きつける輝きも大きいとのこと。

 

 以前読んだ本から、ストイックな方だということがわかっていたので、怠惰な面がある自分が、叱られているように感じちゃうような本かな~と思ったりもしましたが、そんなことはなくホッとしました。

 

 第一線のメイクアップアーティストとして、そしてスタイルのあるセンスのよい大人の女性というイメージが定着している藤原さんほどの方でも、たくさん悩んで、試行錯誤して、失敗して、今のような自分になったとのこと。

 

 自分らしい自分になるために、人と比べたりするのではなく、目をそらさず欠点も含めて自分をしっかりと見つめて、自分らしさを見つけてそれを育てていく方法を、そばで、少しだけ高い位置からやさしく、それでいて毅然と教えてくれているような感じがしました。・・・まるでメイクしてもらう時のように・・・

 

 藤原さんの考える「いい顔」とは、内面が表れている、人の痛みがわかること、「白」「黒」がわかっていてもどちらも認められる大様さがあり、そうしたものを含んだ「自分の美意識が確立している顔」。自分がぼんやり考えていたことを、うまく言葉で表現されている部分だと思いました。

 

 そして藤原さんの基本としているメイクは、女性だけがもっている「まろやかさ」という特性を表現する、はんなりと明るく、そして優しい「聖母メイク」とのこと。これも、他者に威圧感を与えたくない・・と考えているわたしが思っていることでした。

 

 素敵な大人の女性の藤原美智子さん・・・

 

 本を最後まで読んでみて、藤原さんのような方になるにはまず、なんといっても自己管理力・自制心が必要だと痛感しました。

 

 成功する人の基本ですよね・・・自制心って。

 

 

「きれい」への77のレッスン (PHP文庫)

 

 

 今回レビューを書いた本の後に発行された、朝型人間になってからの藤原美智子さんの本のレビューはこちらです。

 

partire.hatenablog.com

 

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