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ルジマトフの信長 ーNOBUNAGAー 最高でした!!

東京国際フォーラムで開催された、信長 ーNOBUNAGAーを鑑賞してきました!!

 

ロシア人の、バレエダンサーのルジマトフが織田信長?!

 

 ええっ、欧州の人に日本の武士、サムライのスーパーヒーロー、織田信長を演じられるんですか!?って最初は思いました。

 

 光藍社Webサイト: 信長―NOBUNAGA― | 光藍社(こうらんしゃ)

 

 公演のチラシを見ただけでは、全く想像がつかず・・。

 

 

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 信長を演じる、ロシアの世界的なバレエダンサーのファルフ・ルジマトフの他には、明智光秀役の、日本舞踊家の藤間蘭黄さん、豊臣秀吉役は、ボリショイバレエのソリストも務めたこともある、バレエダンサーの岩田守弘さんの計3人だけの舞台とのこと。

 

 2015年の同キャストの日本での初演は、大成功を収めたそうです。

 

 今回は、新しい演出で上演されるとのこと。

 

 バレエと日本舞踏の組み合わせって、どんなのだろう??

 

 チケットを入手したものの、まったくイメージが沸かないまま、会場の東京国際フォーラムに向かいました。

 

 8月6日の公演の前には、歴史コメンテーターの金谷 俊一郎さんがプレトークで解説をしてくださり、ワクワクする気持ちが高まってきました。

 

前半は、3人のメンバーのソロです。

 

 最初は、邦楽の生演奏で藤間蘭黄さんの日本舞踊、東明流「都鳥」 。

 

 日本舞踊は、自分に鑑賞する能力が無くて、、鑑賞を楽しむのは難しいといった印象でした。

 

 続いて、岩田守弘さんの「インテルニーロヴァンヌィ」のダンス。白いシャツの前をはだけて。。この方がボリショイバレエでソリストをされていたんだ・・と、今年観たボリショイバレエの日本公演を思い出しつつ魅入りました。

 

 

partire.hatenablog.com

 

 

 そして、ソロのラストはルジマトフによるモーツァルトの「レクイエム」。

 

 暗闇からルジマトフの姿が浮かび上がった瞬間、まるで稲妻に打たれたかのような衝撃が、頭の上から足のつま先まで走りました!!!!!

 

 後で読んだチラシの解説には、存在自体のすごみ、突き抜けた官能、とありましたが、まさにその通りで・・ 

 

 

 エキセントリック、カリスマティックな雰囲気と、エゴンシーレの絵の様な顔の造作とメイクと表情。

 

 背が高く、手足が細く長く、なんと美しいことか!!

 

 立っているだけ、歩いているだけで神々しく。

 

 ルジマトフを、その時、生で観ることが出来て、大げさですが生きててよかった!!と思いました。

 

 足や手がすごい鳥肌になるのがわかりました。

 

 ルジマトフが上半身の衣装を脱ぎ捨てると、そこにはムダ肉がなにもない、まさに彫刻のような身体が!!

 

    というか、生気を発している生身の身体は、彫刻よりも美しかったです!!

 

 ルジマトフの肢体を見て、この世で一番美しいのは、人間の、美しい人の身体なのか?!と思いました。

 

 

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そして、3人で舞う、後半の「信長ーNOBUNAGAー」は。。

 

 それはそれは素晴らしかったです。

 

 バレエと日本舞踊のコラボレーション。

 

 最高でした!!!!!

 

 違和感など全く無く。

 

 生の邦楽演奏とダンス、日本舞踊の組み合わせがピッタリで!!!!!

 

 本当に幽玄の世界。。。

 

 最高のパフォーマンスを観せてもらうことができ、とても感激しました。

 

 

 ルジマトフは、もう信長そのものとしか言いようがなくて。

 

 自分が今まで見てきた、信長を演じた表現者の中では、ルジマトフがダントツで一番良かったと思います。

 

 台詞なんて不要なんですね。

 

 エキゾチックな黒い衣装を着たルジマトフの信長は、ただただ、存在が神々しくて、猛々しくて、カリスマティックで、とにかく素晴らしい信長でした。

 

    ルジマトフが、その手を高々と上げると本当に天まで届きそうで。。

 

    衣装を担当された、FACETASMの落合宏理さんのセンスも素晴らしいと思いました。

 

 

 ルジマトフと秀吉、サルを演じた岩田さんとの息もピッタリでした。

 

 岩田さんは途中、客席から走っていって舞台に上がるという嬉しいサービスも。

 

    躍動感や跳躍力を生かして、明るくエネルギッシュな秀吉を表現されていました。

 

 

 明智光秀を演じた藤間さんは、賢く、あざとく、喰えない奴といった明智光秀の役を好演されていました。

 

 ルジマトフの信長との確執や、信長を裏切ることを決意するまでの苦悩や怨念のようなものをやはりすごい凄みで演じていたと思います。

 

 

 本能寺の変で信長が命を落とした後は、ルジマトフは上半身裸で、下半身に白い衣装をまとって高い台の上に登場。

 

    これがまた美しくて。。

 

 ルジマトフのいる空の下で繰り広げられた、時間がゆっくりと流れるスローモーションでの秀吉と光秀の死闘も素晴らしかったです。

 

 

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舞台が終わってからは、もちろんスタンディングオベーション!!

 

 カーテン・コールでは、会場は割れんばかりの拍手とスタンディング・オベーションでした。

 

    三人ともがアンコールで舞ってくれて、最高でした!!

 

    三人のお人柄の良さが表れていました。

 

 

    「信長ーNOBUNAGAー」

 

   

    本当に素晴らしかったです。

 

 ルジマトフと、藤間さん、岩田さんの3人のパフォーマンスを見ることが出来てよかったです。

 

 美しいものを観ると、自分の細胞が元気になる感じがします。

 

 明日への活力になりました!!(^^)

 

 

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