映画:きみに読む物語(最愛の人にできること・・・それは愛の物語を毎日読み聞かせること)
今週のお題「映画の夏」・・・この休みに観たので、記録のために。
映画:きみに読む物語(2004年公開)
最愛の人に読み聞かせる愛の物語です。
映画やドラマのストーリーとしてはありがちともいえる、身分違いの若い男女のひと夏の恋の物語。その物語を、認知症の年老いた女性に、同じく年老いた男性が毎日読み聞かせる・・・その理由は・・・というところが、他の作品とは違うところです。
観ていて、どことなく「ニューシネマパラダイス」を想起させるようなところがありました。あちらの方が、恋に落ちるときの様子を、よりロマンティックに、そして納得できるように描いていたとは思いますが・・・。
そして現代は、このふたりの老人のような事態(一番最後の部分ではなく)が起こり得るなぁと思ってしまいます。
良家の子女のアリー・ハミルトンを演じたレイチェル・マクアダムスは、男女を問わず、誰もが好きになってしまいそうな、綺麗で明るく笑顔がかわいい、気立てもよい女の子をとてもチャーミングに演じていました。
彼女の演技があってこそ、輝いた映画なのではと思います。
残念だったのは、ミス・キャストでは??と思ってしまった、認知症の老女役のジーナ・ローランズ。。。
どちらかというと強く、ふてぶてしい雰囲気の彼女より、もう少し細く、明るい感じの女優はいなかったのだろうか・・・と思ったら、監督のニック・カサヴェテスのお母様なのですね・・・
私情や経済的事情(?)をはさまずに、この女性のキャラクターやストーリーに合った女優さんを出演させてほしかったな・・と思いました。